アタマのなかのラクガキ

関西生まれ関東育ちの元旅人が生きる中で感じたこと、浮かんだことをラクガキのように綴ります。まるでスケッチブックに殴り描くような自由気ままなブログですが、楽しんでいただければ幸いです。ほな、どうぞお楽しみください。

映画「トゥルーマンショー」を観て(ネタバレなし)


「おはよう!会えない時のためにこんにちは、こんばんは、そしておやすみなさい。」




朝、髭を剃りながら鏡に向かっておしゃべりをする。
石鹸でヘルメットを描き、宇宙飛行士になった彼は惑星に名前を付ける。
家のドアを開け、ご近所さんにいつものあいさつ。
「おはよう!会えない時のためにこんにちは、こんばんは、そしておやすみなさい。」

久しぶりに良い映画に出会えた気がします。
最近、空き時間が多くなってきたので映画を見る機会が増えてきました。
今回見た映画はトゥルーマンショー」です。
「マスク」で有名なジム・キャリーが主演なんですが、
本当に演技が凄かったです。おそらく彼でなければ
この映画はもう少し暗い印象の作品になっていたと思います。

主人公のトゥルーマンはとても明るい保険のセールスマンです。
少年のような無邪気さがあり、毎日を楽しそうに生きています。
そんな彼には幼少期からの夢があります。
それは冒険することです。
コロンブスのような探検家になり、知らない土地に行ってみたい。
しかし、色々な理由がそれらの夢を阻みます。
仕事家族、幼少期のトラウマなどなど、、、

夢を見ながらも普段通りの日常を送るトゥルーマンの姿は
なんだか親近感を感じました。
夢をかなえるための努力ってなかなか難しいんですよね。
コツコツするしかないとはわかっていても近道がないかと探してみたり、
気が付けば仕事やローンで身動きが取れなくなっていたり、、、

この映画は本当に色々なことを教えてくれました。
最後のシーンは特に印象的で、どれだけ感情移入していても
他人の人生は消費型のコンテンツでしかないという
監督の風刺表現?が考え深かったです。

ジム・キャリーはこの映画の続篇について、
トゥルーマンはあの後、孤独になると思う。
世界中のみんなが望んでドームに入りたがる世の中になったからね。
と言っていました。
Youtuberの登場により自身のプライベートを切り抜いて発信することが
当たり前になった現代だからこそまた違った視点で見ることができるのかな。
あまりまとまらない文章になってしまいましたが、とにかく面白い映画でした。

とてもおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございます。




やっぱネタバレせんと書こうと思うとむずかしいね。
個人的には最後に出てくる船にサンタマリア(コロンブスが載ってた船の名前)って書いてあったのが凄い好きでした。
夢がかなってよかったねトゥルーマン
あと鷲?にもいろいろ意味があるみたいです。
こういう細かいところに意味が隠されてる系ってテンション上がるよね!